パターンドリルシリーズ
文英堂さま「パターンドリル」シリーズのカバーデザインを担当させていただいています。
「パターンドリル」は、小学生向け・中学生向け・高校生向けと、幅広くシリーズ展開されています。
「パターンドリル」は、くり返し学習によって基礎を定着させることを重視した参考書です。そのため、デザインのモチーフとして“矢印”を用い、反復やステップアップを視覚的に表現しています。
また、基本のデザインは統一しつつ、各年代に合わせて雰囲気を変えています。
小学生
小学生向けのカバーイラストは玉川桜さんにご担当いただきました。
中学生
「中1英単語 パターンドリル740」
「中1英文法 パターンドリル」
「中3数学 パターンドリル」
高校生
「高校英文法 パターンドリル 超基礎編」
「高校数学A パターンドリル」
「中学 英単語パターンドリル」についてはカバーまわりに加え、目次や使い方をはじめ、本文ページのフォーマットデザインも担当させていただきました。
本文ページは、左ページで単語をインプット(整理・記憶)、右ページでアウトプット(文中練習)という流れで、効率よく定着しやすい構成になっています。
また、書き込みスペースも十分に確保されているため、書くことに集中しやすくなっています。QRコードによる音声学習や、練習用プリントによる復習にも適しています。
各テーマが1見開きで完結している点も、学習単位として分かりやすく、達成感を得やすい構成になっています。


なによりこの本はとても開きが良く、手を離してもページが閉じません。
これは、実際の学習時にとても便利だと感じています。
デザイン面では、単語や英文には太めのゴシック系書体を使用し、視認性を高めています。
一方で、和訳などの補足情報にはやや細めの書体を用い、主従関係が明確になるよう設計しています。
また、セクション番号や単語No.表示、レッスンの進行状況などは、メインの単語や英文とは異なるアイコニックな書体を用いて差別化し、直感的に把握できるようにしています。
ドリル全体には坂本伊久子さんの温かみのあるイラストが使用されており、心理的なハードルを下げ、継続的な学習への後押しになっていると感じています。
英単語パターンドリル以外にも「英文法」「算数」「数学」「化学」「物理」「生物」などたくさんのシリーズが展開されています。さらに、学年ごとにもラインナップされているため、予習や復習にも最適な教材です。
ぜひ、多くの方に手に取っていただきたいシリーズです。
コメントを残す